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ベトナム人が日本で働く事  田添 史郎

ベトナム人が日本で働く事。

紛れもなくお金を稼ぐ為ではあるが、それは今と昔では内容が若干異なってきている。日本に長期滞在するにはビザが必要だが、多くの人はそれを取得する事が出来ない。先進国の人達にはあまり意識していないので分からないかもしれないが、国外へ出るという事は人生の中でも大イベントなのです。母国で働いても家族に満足の行く生活をさせてあげられないので国外で働く。もちろん母国で仕事をしながら幸せに人生を送っている人達も沢山いるが、国の政策として外貨獲得の為、積極的に労働者送り出しを行っているから。最近の傾向としては、日本の言葉と文化を学び、母国に帰ったら日系企業に努めたい。と、意外と人生設計がしっかりしている人達も多い。それでは、日本の人気はどうなのだろうか?もちろんベトナムの人達は親日派が多いのだが、お金を稼ぐ対象としては3位ぐらいだろうか。高学歴で専門知識などを持った一部の人達はアメリカやEU圏などへ行き、多くの人達はアジア圏で働く。アジア圏で人気なのは韓国。韓国は少し前まで日本の様な実習生制度があったが仲介業者のピンハネ、非人道的な働かせ方などから2国間の国の機関で採用をやっている。ベトナム側の送り出し機関から年間の送り出す人数に制限があり、現在の日本の様にどんどん採用される訳ではない。その次は台湾だが、ビザの取得が割合簡単で年数も10年と長いが給料が安く、日本企業の面接に落ちた年齢が少し高めの人達が流れている。3位の日本だが、年間に相当数のベトナム人労働者が入国しているのに3位なのでしょう。少し矛盾があるようだが、各国の様々な条件や影響からの順位と言える。元々、親日国だしベトナム人の気質が日本人と合うのもあるし、長老達や親の世代から言わせると、日本は清潔だし安全だから、どうせ海外で働くのならば日本へ行って欲しいと思っている。

僅か10年ほど前は、実習生は(その当時は外国人研修生)携帯電話やパソコンを持つことは禁止されている事が殆どだった。その理由は保安上の理由だった。現在は人道的な理由からその様な事はないが、実習生が犯罪に巻き込まれる基になるものの役90%はSNS等のネットワーク関係からである。昔に比べれば、wifiさえあればどこでもいつでも家族とweb電話出来るので寂しい気持ちは随分和らぐし、毎日子供の学校の出来事など話すことが出来る。そう、世の中は凄いスピードで変化していっているのである。ここ一年のコロナ禍でさらにスピードアップしテレワークやweb会議など一部の会社しかやってなかった事がすぐ目の前まで来た。この現実を素早く理解し、革新していかなければ取り残されてしまう様な気がする。私たちは団体のネーミングに innovation という単語を使っているが、これからの時代に沿った名前だと自負する。(私が付けたネーミングではないが。。。)

日本人以外の人の事を、外人と呼ぶのはおそらく日本人だけではないかと思う。諸外国の人達は、アメリカ人・ドイツ人とその国の名前を使う。地球人という大きなスケールを基準にグローバルな考え方とルールを理解し、皆で協力し合う事が大切だと思います。

あっ、そうそう。各国のパワーバランスは別ですよ!

 

田添史郎