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最近の土地価格推移について   江見 博    

令和3年地価調査での福岡市の土地価格推移

福岡県が行う地価調査事業のうち、福岡市における土地価格推移の概要は以下のとおりである。

まず住宅地のうち、戸建て住宅地はコロナ禍において販売活動等が一時的に停止されたことから供給戸数は前年比で減少したが夏場以降の供給は復調し建売や更地分譲の成約率は上昇している。分譲マンション用地では、今年に入って成約率が回復を見せ始め在庫解消が進んだことから用地取得が盛んになり上昇は著しくなってきた。次に商業地は、中央区・博多区の中心部は、地価上昇を牽引してきたオフィス需要が賃貸市況の悪化から地価が下がってきた。一方賃貸マンションの需要は強く、商業地で居住利便性は高いが割安感が残る賃貸マンション用地に需要が集中し地価上昇は拡大している。これに対しオフィス賃貸市場は空室率の上昇に歯止めがかからないことから微減状態である。また中洲をはじめとする飲食店用地の動向は依然回復の兆しは弱い。工業地については、マンションに適した土地では需要が強く上昇しつつある。同様に物流用地のうち最新大型物流用地は供給が殆どないことから高値が続いている。一方中規模までの物流用地はEコマース市場の今後の拡大予測から需給が逼迫しており上昇率は高い。以上を総括すると、ここ1~2年は各土地とも全般的に上昇傾向を示していると思われる。

 

江見 博