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「いつもコラム読んでるよ」   田添史郎

先日、日本経済の中心といっても過言ではない場所で、「いつもコラム読んでるよ」と励ましの言葉を頂いた。少しばかり恥ずかしかったが、沢山の方々に読んで頂いて少しでも日本の将来の為になれば本望である。X(twitter)も発信しているのでそちらの方も宜しくお願い致します。

 

最近、Xでも発信しているが、日本のインフラ人材不足は著しく加速している事を感じる。コロナが5類に移行されて今まで自粛されていた会合等も再開し始め、参加する機会が増えてきた。しかし、問題はその日帰宅するタクシーが捕まらない事だ。バブル期の様に全車が稼働し順番が回ってこないのとは違い、ドライバー不足により車の稼働が少ないのである。地方特有の運転代行業者も同じ状態。その様な状態になるのであれば、会合が終わり「一杯行きますか!」なんて事は誰も言わなくなる。そう!さっさと帰るのです。地方の田舎町の夜の業界は悲鳴を上げている。それに反して都市の繁華街はコロナ前の状況を取り戻しつつある。その現象と同じで、外国人労働者は都市圏を目指し移籍を始めている。先日のXでも発信したが、日本農業新聞から特定技能実習へと在留資格を移行した外国人労働者の内、約4割が都市圏へ流出しているとの記事が出た。そう、誰がどう考えても自由に転職できる権利を持てば皆給料が高い都市圏で働きたい筈である。制度に詳しくない人達は、外国人労働者と技能実習生の区別があまりつかないかも知れないが、日本で在留する資格の制限が違う。新聞やメディアで悪く扱われているのが「外国人技能実習生」である。彼らを管理フォローする管理団体も良い表現をされる事は稀である。しかし、都心部に沢山いる外国人語学留学生達はどうだろう?あまりメディアには顔を出さない。しかし、彼らは技能実習生よりも多額の借金を背負い日本に来て学費を払う為に、法で定められた週28Hを遥かに超える労働時間でフラフラになりながらアルバイトに励んでいる。コンビニやスーパーのレジなどで働いている外国人は殆どが彼らである。それでは上場企業で仕事をしている外国人はというと、日本の大学を卒業しエンジニアとして労働ビザを取得し日本人よりも高い給料で働いている。田舎の中小零細企業の経営者が欲しがる日本語が話せてなんでもこなせるsuper外国人は優秀過ぎて雇えないのが実状。そもそも労働意欲と、自分の人生やお金に関する考え方が根本的に日本人とは違う事を理解すべきである。いい大人がアルバイトで生活できる国ではない。発展途上国の人達である。あまり馬鹿にしてるとその内立場が逆転する時が来るぞ。。。

 

話がそれたが、要は現場を知らない有識者と言われる人たちが資料だけを貰いその事に対しての発言した意見を採用する事はとても乱暴で危険な事だと考える。日本の将来はこれから10年、20年、30年経たないと良くはならない。その為には我々大人がきちんと襟を正し今そこに在る危機に正しく向き合わなければならない。

 

サスティナブルな社会を目指して。

 

田添史郎